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マイティセキュリティの基本構造と特徴
衝撃式粉砕方式:クラッシュカット
マルチメディアクラッシャー・マイティセキュリティシリーズの構造は、一般的なメディアシュレッダーと全く異なります。
一般的なメディアシュレッダーは、紙を処理するシュレッダーのように「二つの刃の間にメディアを噛みこんで細断」しますが、
マイティセキュリティシリーズは、高速回転するハンマーの打撃衝撃によってメディアを粉々に物理破壊する「衝撃式粉砕機方式:クラッシュカット」を採用しました。
つまり、一般的なメディアシュレッダーが「ハサミで切る」のに対し、マイティセキュリティシリーズは「トンカチで叩く」という訳です。
「衝撃式粉砕方式:クラッシュカット」の採用により、マイティセキュリティシリーズには具体的に以下のような3つのメリットがあります。
1.ハードディスクやUSBメモリにも対応(金属片や硬いプラスチックに強い)
これまでのメディアシュレッダーは、CD、FD、キャッシュカード、MOくらいまでしか対応しておらず、肝心の現在主流のメディア(ハードディスクやUSBメモリなど)に対応できていません。これは「ハサミで切る」構造なので、金属片や硬いプラスチックを切ろうとすると刃こぼれ(故障)してしまうからです。
マイティセキュリティシリーズは「トンカチで叩く」構造なので、金属片や硬いプラスチックに強く、むしろ叩くと壊れるような硬い材質のメディアにこそ真価を発揮します。USBメモリはもちろん、ハードディスクも瞬時に粉々に物理破壊することができるのです。
2.高いセキュリティレベル(原形が分からないほど粉々に粉砕)
「ハサミで切る」構造のこれまでのメディアシュレッダーは、あくまでもメディアを「切断して分割する」にすぎませんでした。そのため処理後の状態から原形を判別することが可能です。
悪意の第三者からすれば、「物理破壊されている=重要情報が保存されている」メディアであり、かつ「原形が判別できる中途半端な破壊状態=情報を抜き出せる可能性があるかもしれない」と認識でき、情報の抽出を試みたいという心理を招きます。
そもそも物理破壊は「データそのものを消去する方法ではない」のです。メディアを物理的に破壊して形状を変えることにより、
「コンピューター等でメディアを読み込めないようにする」のが物理破壊です。いわば間接的なデータ消去方法、それが物理破壊です。
つまり万能で最も確実な究極的データ消去方法とされている物理破壊ではありますが、中途半端な物理破壊(メディアを分割したり、局所的に穴を開けるだけ)ではかえって危険ということです。
マイティセキュリティシリーズは「原形を判別できない状態にまでメディアを粉々に粉砕する」ことができ、本当の意味での物理破壊を可能にします。
3.長時間の連続稼動が可能(負荷がかかりにくくオーバーヒートしにくい)
「ハサミで切る」構造のこれまでのメディアシュレッダーは、メディアを処理している間、一定の負荷がモーターにかかり続けます。そのため数分間続けて使用すると、モーターが過熱しオーバーヒートで停止してしまいます(保護装置により、数十分間は動作できなくなります)。よって大量処理には向いていません。
マイティセキュリティシリーズは「トンカチで叩く」構造なので、負荷がかかるのはメディアにハンマーが当たる一瞬だけ。そのためモーターが過熱しにくく、長時間の連続稼動が可能で大量処理に対応しています。
またCDなど負荷が軽いメディアなら1度に10枚程度投入することも可能で、大量のメディアを短時間で処理することが可能です。
セキュリティレベルに応じて粉砕サイズが調整可能
セキュリティレベルは、企業や人それぞれの考え方によって異なります。メディアの物理破壊サイズも同様です。
一般的なメディアシュレッダーでの細断サイズは、刃のピッチ(間隔)によって決まります。よって例えば細断サイズを変更したければ、刃自体を変更するしかありません。しかしながら刃を変更することは基本的には困難です。 つまり一般的なメディアシュレッダーでは、異なるセキュリティレベルに1台で対応することはできません。
これに対してマイティセキュリティシリーズは、粉砕室の粉砕くず排出部にロストル(スクリーン)を設置することで、粉砕サイズを簡単に調整できるようにしました。
ロストル穴径を通過できるサイズになるまでメディアが粉砕室内で粉砕し続けられる構造で、異なる穴径のロストルに付け替えるだけで粉砕サイズが変えられるという訳です。これにより、例えば1cm角程度の小さな半導体でも確実に粉砕が可能です。
ロストルは簡単に着脱可能です。