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MS-100S(テープメディア対応万能タイプ)
あらゆるメディアに対応した常識外れの超・シュレッダー
MS-100Sは、国内史上初めて「情報媒体の物理破壊による機密抹消処理」を目的として開発した粉砕機です。
これまでのメディアシュレッダーや破砕機の概念を根本から覆す構造で、フィルムなどの軟質系媒体から、ハードディスクなどの堅牢な媒体まで、あらゆるメディアにこれ1台で対応します。
特にCMTやLTOなど、軟質系素材と硬質な素材が混在したコンピューター用バックアップテープ類に真価を発揮します。
※映像は、「MS-100S」によるCMTの物理破壊の様子です。
特徴
1.あらゆる媒体に対応したハイブリッド構造 ~衝撃式粉砕×せん断式破砕~
マルチメディアクラッシャー・マイティセキュリティシリーズの構造は、一般的なメディアシュレッダーと全く異なります。
一般的なメディアシュレッダーは、紙を処理するシュレッダーのように「二つの刃の間にメディアを噛みこんで細断」しますが、
マイティセキュリティシリーズは、高速回転するハンマーの打撃衝撃によってメディアを粉々に物理破壊する「衝撃式粉砕機方式:クラッシュカット」を採用しました。
つまり、一般的なメディアシュレッダーが「ハサミで切る」のに対し、マイティセキュリティシリーズは「トンカチで叩く」という訳です。
これまでのメディアシュレッダーは、CD、FD、キャッシュカード、MOくらいまでしか対応しておらず、肝心の現在主流のメディア(ハードディスクやUSBメモリなど)に対応できていません。これは「ハサミで切る」構造なので、金属片や硬いプラスチックを切ろうとすると刃こぼれ(故障)してしまうからです。
マイティセキュリティシリーズは「トンカチで叩く」構造なので、金属片や硬いプラスチックに強く、むしろ叩くと壊れるような硬い材質のメディアにこそ真価を発揮します。USBメモリはもちろん、ハードディスクも瞬時に粉々に物理破壊することができるのです。
ただ当然ながら、メディアは硬い素材のものばかりではありません。
フィルムやテープなど、柔らかい素材のメディアに対しては「切る」という効果も必要です。
「MS-100S」は、独自の特殊形状ハンマーを装着することにより、『せん断式破砕』の効果をプラスしました。
この『衝撃式粉砕×せん断式破砕』のハイブリッド構造により、硬い素材のメディアから柔らかい素材のメディアまで、あらゆるメディアに対応します。
多様化するメディアの変化により、機械を買い換える必要がないため、設備投資の削減にもつながります。
特に、硬い素材と柔らかい素材が混在するCMTやLTOなど、これまでのメディアシュレッダーや破砕機で処理することが難しかったコンピューター用バックアップテープ類には最適です。
【処理するのが難しいコンピューター用バックアップテープ】
例えばLTOは、情報が保存されている箇所であるテープは柔らかい素材でできているため「細断」しなくてはなりません。ところが硬質プラスチック素材のケースで覆われているうえに、500円玉ほどの金属片が含まれており、これらを従来のメディアシュレッダーの類(二軸式破砕構造の機械)で「細断」しようとすると刃こぼれなどの故障を引き起こしてしまいます。
逆に硬質プラスチックや金属片に対応した業者用の大型機械で処理した場合も、今度はテープが細断できずに刃にからみつくなどして、やはり故障につながるケースもあるようです。
このようにLTOは処理するのがやっかいなメディアで、中には金属片などを手作業で取り除いたうえで機械にかけるなど、かなりの手間をかけて処理されている例もあるようです。
※映像は、「MS-100S」によるLTOの物理破壊の様子です。
2.セキュリティレベルに応じて粉砕サイズが調整可能
セキュリティレベルは、企業や人それぞれの考え方によって異なります。メディアの物理破壊サイズも同様です。
一般的なメディアシュレッダーでの細断サイズは、刃のピッチ(間隔)によって決まります。よって例えば細断サイズを変更したければ、刃自体を変更するしかありません。しかしながら刃を変更することは基本的には困難です。 つまり一般的なメディアシュレッダーでは、異なるセキュリティレベルに1台で対応することはできません。
これに対してマイティセキュリティシリーズは、粉砕室の粉砕くず排出部にロストル(スクリーン)を設置することで、粉砕サイズを簡単に調整できるようにしました。
ロストル穴径を通過できるサイズになるまでメディアが粉砕室内で粉砕し続けられる構造で、異なる穴径のロストルに付け替えるだけで粉砕サイズが変えられるという訳です。これにより、例えば1cm角程度の小さな半導体やキャッシュカード搭載のICチップでも確実に粉砕が可能です。
ロストルは簡単に着脱可能です。
3.充実の安全機能
- マスターキー
マスターキーがなければ機械は運転できません。管理権限者以外の使用を未然に防止します。 - ブレーカー
電気回路やモーターに過電流が一定時間以上流れると自動的に電源が切れます。 - サーマルリレー
モーター過熱を検知すると、自動的に停止します。 - 非常停止スイッチ
投入口横に非常停止スイッチを配置。万が一の際にも押しやすい、大きめのスイッチを採用しています。 - とびらセンサ
機械運転中に各扉を開放すると、自動的に停止します。なお各扉は施錠式で、不用意な開放を防止します。 - 負荷検知オートストップ
一定時間以上の過電流を検知した場合、機械は自動的に停止します。 - 集塵機標準装備
集塵機を標準装備しており、粉塵の飛散を防止します。 - 転倒防止アジャスター
万一の地震などにおける機械の転倒を防止し、機械損傷や人の事故を未然に防止します。 - 飛散防止用安全カバー
投入口内に2枚のカバー(投入口カバーを合わせると合計3枚のカバー)を設け、粉砕片の飛散を防止します。 - ダストボックス満杯検知
ダストボックスが満杯になると、自動的に運転を停止します。
4.かんたん操作
各種スイッチは照光式のものを採用し、機械の運転状況の「見える化」を実現。
また電流値を自動的に検知し、投入間隔をランプの点灯でお知らせします。
5.静音対策
無負荷時の騒音値は、直近で約64dB。この数値は通常の会話の騒音値と同レベルです。
※吸音材や防音材などを外装カバーの内側に貼付し、防音対策を施しています。
【防音扉のご紹介】
投入口に防音扉を取り付けたことで、より防音性が向上しました。
6.らくらくメンテナンス
消耗部品はすべて小型・軽量で、特別な工具もなく交換が容易です。
ほとんどのお客様が、ご自身で部品交換されています。
7.オプションハンマーの装着で3.5inHDD筐体にも対応
3.5inHDDなどのような非常に堅固な媒体でも、オプションハンマー(ハンマーHD)を装着することで、対応可能な場合があります。
※オプションハンマーを装着した場合、せん断式破砕ができなくなりますので、柔らかい媒体には対応できなくなります。
【オプションハンマー(ハンマーHD)】
可動式ハンマー。
過剰な負荷がかかった場合でも、ハンマーが可動することでその負荷を逃がします。
大塊処理や金属片の混入が避けられない場合に最適。
↑オプションハンマー(ハンマーHD)装着状態での「MS-100S」による3.5inHDD粉砕映像。
仕様
電源 | 3相200V 30A |
定格消費電力 | 約4.1kw |
処理能力例 | CMT1本あたり約10秒 ※媒体およびロストル穴径によって異なります。 |
投入口寸法(mm) | W215×D35 |
ダストボックス収容能力 | 約109リットル |
質量 | 約450kg |
外形寸法(mm) | W1100×D830×H1450 |
※仕様は予告なく、変更する場合があります。
用途例
- 機密情報媒体(記録メディア)の情報抹消処理(データ消去としての物理破壊)
CD/DVD、MO、FD、フラッシュメモリ(USBメモリ・メモリーカードなど)、ビデオテープ、CMT、DLT、LTO、2,5inHDD、キャッシュカード、レントゲンフィルム、携帯電話など。 - 企業機密製品の廃棄前処理(物理破壊による機密抹消)
開発途上品、試作品、モックアップ、型枠、光造形モデルなど。 - 非鉄金属リサイクル用粉砕
小型基板(硬質基板からフレキシブル基板まで)、電子部品、半導体など。
粉砕例
1.コンピューター用テープメディア
『衝撃式粉砕&せん断式粉砕』により、プラスチックケースごと、テープも完全にせん断処理します。
また金属片の混入も問題ありません。
DLT (詳細はこちら)
LTO (詳細はこちら)
DAT/DDS (詳細はこちら)
8mmテープ (詳細はこちら)
CMT (詳細はこちら)
2.フラッシュメモリ(メモリーカード)
USBメモリ (詳細はこちら)
コンパクトフラッシュ (詳細はこちら)
SDカード (詳細はこちら)
マイクロSDカード (詳細はこちら)
3.光学式記録媒体
プラスチックケースごと処理可能です。
CD/DVD/ブルーレイディスク (詳細はこちら)
MO (詳細はこちら)
4.磁気式記録媒体
FD(フロッピーディスク) (詳細はこちら)
HDD(ハードディスク) (詳細はこちら)
2.5inHDDであれば筐体ごと、3.5inHDDでもプラッタ(ディスク)のみであれば処理可能です。
3.5inHDDを筐体ごと処理されたい場合は、オプションハンマーを装着することで対応します
※オプションハンマーを装着した場合、せん断式破砕ができなくなりますので、柔らかい媒体には対応できなくなります。
5.電化製品
携帯電話 (詳細はこちら)
6.電子部品(半導体)
『衝撃式粉砕&せん断式粉砕』方式により、硬質の基板からフレキシブル基板まで幅広く対応いたします。
また粉砕サイズを調整可能で、たとえ10㎜程度の電子部品単体でも、原形のまますり抜けることはありません。
リサイクル選別の前処理用としてもご好評頂いております。
プリント基板 (詳細はこちら)
集積回路/ロム/ICチップ (詳細はこちら)
フレキシブル基板 (詳細はこちら)
7.フィルム
熱を発生しにくい処理方法で、フィルムが溶け出すことはありません(仮に溶け出したとしても、機械に影響は与えません)。
ネガフィルム(シート状) (詳細はこちら)
レントゲンフィルム (詳細はこちら)
8.カード類
キャッシュカード (詳細はこちら)
9.その他
これまでの実績の中から、ほんの一部をご紹介いたします。
通帳
既存のシュレッダーは紙の繊維を細かく切断してしまうのでリサイクルには不向きですが、MS-100Sは紙の繊維を残して綿状に処理します。
機密情報を完全抹消にしつつ、再生紙資源としてリサイクルが可能です。
リボンカートリッジ
粉砕室内で攪拌されることによる「摩砕」効果でインクが剥離する傾向があり、より機密性の高い処理が可能です。プラスチックケースごと処理可能です。
景品カード(パチンコ・パチスロ特殊景品)
金属片が含まれる硬質のカードも一瞬で粉々に粉砕します。
金属板
薄い金属板なら粉砕可能です。
銘板
ナンバープレート(アルミ板)
真鍮板
銅板
プラグ(差込プラグ)
不良品の機密処理(メーカー名の消去)や、リサイクル用途(ゴム部分と真鍮部分の分離)に。
抵抗器
リサイクル用途。
光造型モデル(型枠)
発泡PPシート
ゴルフボール
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その他の機種
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