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MO
普通のメディアシュレッダーではダメなワケ
MOの物理破壊は、これまでのメディアシュレッダーでも可能です。
しかし当社には、「普通のメディアシュレッダーではダメなんだ!!」という声が寄せられています。
「普通の」メディアシュレッダーは、数分継続して使用しただけですぐにオーバーヒートして止まってしまいます。
運転再開できるようになるまでに数十分かかる場合もあり、大量処理しなくてはならない場合には致命的です。
またMOには金属片が含まれるため、「普通の」メディアシュレッダーで大量に処理すると刃こぼれなど故障が早まる原因となります。
「普通の」メディアシュレッダーは「ハサミで切る」構造のため、あくまでもメディアを「切断して分割する」にすぎません。
そのため処理後の状態から原形を判別することが可能です。
悪意の第三者からすれば、「物理破壊されている=重要情報が保存されている」メディアであり、かつ「原形が判別できる中途半端な破壊状態=情報を抜き出せる可能性があるかもしれない」と認識でき、情報の抽出を試みたいという心理を招きます。
【媒体のサニタイズに関するガイドライン】
米国国立標準技術研究所の情報技術ラボラトリが2006年9月に発表した「媒体のサニタイズ(データを簡単に取り出したり再現したりできないという合理的な保証を得るために記憶媒体からデータを
削除する一般的なプロセス)に関するガイドライン」によると、光学式記録媒体を物理破壊する場合は、1辺の基準寸法が5mmで表面積が25平方ミリメートルになるまで分解する必要がある、としています。
大量処理による連続運転もOK。まさにストレスフリー
マルチメディアクラッシャー・マイティセキュリティシリーズは、これまでのメディアシュレッダーの構造を根本から覆した全く新しいタイプのメディアシュレッダーです。
「普通の」メディアシュレッダーは、紙を処理するシュレッダーのように「二つの刃の間にメディアを噛みこんで細断」しますが、
マイティセキュリティシリーズは、高速回転するハンマーの打撃衝撃によってメディアを粉々に物理破壊する「衝撃式粉砕機方式:クラッシュカット」を採用しました。
つまり、一般的なメディアシュレッダーが「ハサミで切る」のに対し、マイティセキュリティシリーズは「トンカチで叩く」という訳です。
そのため、MOのように叩くと壊れるような材質の記録メディアには最適です。
※映像は、最もコンパクトな機種「MS-Z5」でMOを処理しているところです。
「ハサミで切る」構造の「普通の」メディアシュレッダーは、メディアを処理している間、一定の負荷がモーターにかかり続けます。そのため数分間続けて使用すると、モーターが過熱しオーバーヒートで停止してしまいます(保護装置により、数十分間は動作できなくなります)。よって大量処理には向いていません。
マイティセキュリティシリーズは「トンカチで叩く」構造なので、負荷がかかるのはメディアにハンマーが当たる一瞬だけ。そのためモーターが過熱しにくく、長時間の連続稼動が可能で大量処理に対応しています。
また「ハサミで切る」構造ではないため、金属片を含むMOを大量に処理しても故障する心配がありません。
MOの大量処理を求められる現場で活躍しているのはこんな理由からです。
セキュリティレベルなど、目的に応じて粉砕サイズの調整が可能
セキュリティレベルは、企業や人それぞれの考え方によって異なります。メディアの物理破壊サイズも同様です。
また「粉砕後のくずはリサイクルしたい」や「とにかく短時間で大量に処理したい」など、その目的も様々です。
「普通の」メディアシュレッダーでの細断サイズは、刃のピッチ(間隔)によって決まります。
よって例えば細断サイズを変更したければ、刃自体を変更するしかありません。しかしながら刃を変更することは基本的には困難です。
つまり「普通の」メディアシュレッダーでは、異なるセキュリティレベルに1台で対応することはできません。
これに対してマイティセキュリティシリーズは、粉砕室の粉砕くず排出部にロストル(スクリーン)を設置することで、粉砕サイズを簡単に調整できるようにしました。
ロストル穴径を通過できるサイズになるまでメディアが粉砕室内で粉砕し続けられる構造で、異なる穴径のロストルに付け替えるだけで粉砕サイズが変えられるという訳です。ロストルは簡単に着脱可能です。
この構造によって、原形を判別できない状態にまでMOを粉々に粉砕することができ、高いセキュリティレベルを達成できます。
これが防衛省や警視庁など、機密レベルの高い国家機関にて採用頂いている理由です。
適合機種
マイティセキュリティの使用環境、粉砕サイズのご要望などにより、最適機種をご提案します。